名刺交換会での心構え

開業当初、まずすぐできそうな営業方法として思いついたのが、名刺交換会や個人事業主さんが集まりそうな交流会に参加すること。と、短絡的に考えて深く考えずに色々な交流会に参加していました。その結果は。。。

*大量の名刺、、、

名刺交換会の参加目的

結果からお伝えすると、名刺交換会などの場での名刺交換をきっかけにお仕事に繋がった件数は0。私の名刺がシンプルだった(サービス内容は詳細に書いていない)、名刺の交換の仕方に問題があった(売り込むのは苦手なのでアピールは特にしていない)、信頼を勝ち取れなかった(人が大人数いる場所が苦手なため終始挙動不審な動きをしていた)、シンプルに需要がなかった(ちょうど確定申告が迫っている時期だったのでそんなはずは。。。)から、という可能性はありますが、私が感じた最大の要因は、名刺交換会に来ている人は私を含め、もれなく「自分のサービスを売りたい人」でした。稀にリクルーティングに来ている人もいましたが。

あとで冷静に考えると、名刺交換を積極的にしにいく場所なんて、「売りたい人」しかいないよな、と。「売りたい人」にいくら名刺を渡しても、よっぽどでないと買っていただけるわけないやん、とだいぶ後になって気がつきました。そこに気がついてからは一切そういう場には行かなくなったのですが、逆にこういう使い方をしたら良いのでは?という発見を発表します。

「買いたい人」側で参加する

名刺交換会に参加するときに、「売りたい」目的ではなく、「買いたい」目的で行くと、目的を達成できる確率があがるなと思っています。

例えば、直接対面で依頼ができるデザイナーさんと知り合いたいな、と思ったらデザイナーさんの名刺をいただく目的で参加する、という感じです。名刺交換中も、相手がどのようなお仕事の方であっても「今日実はデザイナーさんと出会いたくて来たんですよ~。」という風に軽く言うと、「あちらにいましたよー!」と教えてくださったり、その場にいなくてもその方が知ってるデザイナーさんを紹介してくれたり、と結構情報を得ることができたりします。

今はなんでもオンラインで探してオンラインで契約して依頼する、ということが簡単な時代ではありますが、私は対面でお会いしたことがある方というのはやっぱり安心感が違うなと思っています。(古い考え方かもしれませんが。。)

そういう活用の仕方であれば、名刺交換会や起業家さんとの交流会への参加もまた違った収穫があるのではないかと考察してみました。

お客様との出会い方

名刺交換会、交流会などはお仕事としては一切実を結ばなかったわけですが、ではまだ開業間もない時期なにが一番実を結んだか?を考えると、ものすごく地味ですが、「女性起業家さんの経理や税務をサポートする仕事がしたいんです!」と色々な場面で色々な人に伝えていたことです。ご縁あって確定申告の基礎セミナーをこれから起業される予定の女性が集まる場でやらせて頂く、というお仕事にめぐり合わせてもらったり、そのセミナーがきっかけでお仕事のご依頼をいただいたり、その方がまた他の女性起業家さんへご紹介くださりご縁が広がったりと、本当にありがたいことに思わぬところで依頼をいただくということがありました。お客様もそうですが、SNSを通じて同世代の女性の士業仲間と繋がることができ、少しずつ輪が広がったり、ということもありました。

直接であれ、SNSであれ、自分が何者でなにがやりたい人なのかという「発信」が本当に大切なのだなと痛感しています。何をやりたいのか分からない人にはなかなか仕事はお願いできないですが、何がやりたい人なのか明確であれば、そこにぴったり合致するお仕事をお願いしたくなったりご紹介したくなったりします。

何がやりたい人なのかを明確にして、そのことを様々な形で「発信」するということが、結果的に一番効率的な営業法であると身をもって知りました。ということで私もこれから「発信」を通じて必要としてくださるお客さまと出会っていきたいと思います!^^

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