自分のスペースで働ける幸せ

現在、自宅兼オフィスなので自宅にオフィスルーム(私のお城ともいう)があります。大好きな白い床と真っ白の机とグレーの壁紙で小さい空間ながら好きなものが詰まっています。仕事に欠かせないダブルモニター、少し休憩するためのソファも置いて私にとって一番落ち着くパワースポットでもあります。

*、、、お片付けが終わったらオフィス写真も公開したいと思います。

「自分の居場所」への憧れ

新卒で入社した会社は、BtoCの最前線の現場での営業職だったので、デスクなんて夢のまた夢、制服に着替えるための更衣室があるのみ。お昼ごはんも更衣室のすみっこで小さい丸パイプ椅子にちっちゃく座って食べていました。

その次に働いていた場所もBtoC最前線の接客業で、ど現場だったので共同の休憩室のみで、自分のスペースというものはなく「デスク」というものに尋常じゃない憧れがありました。

そもそも超がつく田舎で育った私は、ドラマでみる”丸の内OL”にずっと憧れていました。素敵な服を着てオフィスのデスクでPC作業をして、長財布を片手にランチ。。というのを夢見ていたのです。が、現実は真逆の働き方をしていました。

はじめての“デスク”

そんな中、一念発起で税理士を目指して会社を退職し、学業へ専念の後、再就職することに。憧れの東京駅(丸の内OLにはなれず、八重洲OLでした。)にある税理士事務所へ初出社し、初めて「自分のデスク」が与えられたときの感動は、今でも忘れられません。わたし用に設定してくれたパソコン、広々した白いデスクにダブルモニターが設置されており、「お、恐れ多いです。」と先輩に言ってました。

自分のデスクという身に余る存在に落ち着かず、浅く腰かけてずっとソワソワしていたことを思い出します。先輩と一緒にランチをしてコーヒーを買ってデスクに置いてPC作業をする、その景色にめちゃくちゃ感動していました

今思うと本当に小さなことですが、仕事場に「自分の居場所」ができたことが本当に本当に嬉しかったです。

自分でつくる、働く空間

そして今、開業して、自分で考えた空間、スペースで仕事をしています。デスクも、椅子も、照明も、香りも、すべて自分で選べる好きな空間で、好きな時にコーヒーを飲み、気分転換に外を少し歩いて集中力を取り戻したり、と自分のスペース+自分のペースを大切にした働き方ができること、朝こどもを送って帰ってきてパソコンを開くたび、「幸せだ~」と心から感じます。

13年前、更衣室のすみっこで小さくなっていた私が、今は自分のお気に入りのデスクで、大好きなお客さまのお仕事をさせてもらっています。そのことを思うと、震えながら退職の意を伝えて、税理士業界という新しい世界に飛び込んだこと、そしてさらに開業という一歩を踏み出したこと、ずっと迷いや悩みまみれだったけど、形にすることができて本当に良かったなと思っています。

何もできなかったし何もなかったあの頃があったからこそ、”今”を本当に特別に感じます。だからこそ、同じように「独立して自分らしく働きたい!」と思っている女性の力に全力でなりたいと思っています。

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